Rie旅6日目pm〜GIFTだから〜
【Rie旅6日目】
午前中 NGOガワカリンガ訪問
↓
午後 州立病院小児科訪問
↓
修了式ディナー
(先生とバディを組む体験学習は本日まで)
Rie旅6日目午後は
州立病院の小児科へ。
私の友人が癒しのお人形を
届けて欲しいということで
病院に寄贈することとなった。
お人形は6体だったので
小児科の全員にお話ししながら
スナックを渡すことが
メインとなった。
私は病院薬剤師でずっと働いてきたので
点滴を見たり疾患名を聞いたり
日本やアフリカとの違いなど感じていた。
疾患としては
デング熱、下痢、熱、咳などが多く
デング熱というのが
フィリピンなのだと思わせた。
そして満床のため廊下に出ているベットも
フィリピンなのだと思わせた。
私がいたマラウイでは
県病院で救急車は一台。
お話しさせてもらった家族は
救急車で1時間で着いたという。
アクセスはマラウイより断然良さそうだ。
それにナースステーションの整理整頓もマラウイに比べると素晴らしく整っていたし、
点滴に時間も書いてあり日本と同じレベルだった。
GOD bless you
スナックを相部屋で配って廊下を進んでいると個室があった。
ちょうど中からお母さんが出てきたので
声をかける。
5歳の娘さんが数日前に白血病と診断されたという。
お人形の説明をしてお渡しする。
日本ではこんな時
大丈夫
とか
お大事に
とか
しっくりくる言葉があまりない。
今回は
GOD bless you
1番しっくりくる言葉で伝えた。
フィリピン人と話すと
自然の摂理、流れに身をまかせるという
感覚がすごくあることを感じる。
GOD bless youは
神さまに身を任せている感じがして
だからこそ
フィリピン人に伝える言葉として
しっくりきたのかもしれない。
お金のかからない家を勧める理由
先生のアーチが振り返りで言った。
「私はネガティブなところに行きたくなかったから、病院に入るのも迷ったの。
結局入ったんだけど、病室に入ることはせずに、色んなことをスタッフの方に聞いてたの。」
ネガティブを異常なまでに拒否する人がフィリピンにはいるという。
そしてアーチから聞く。
入院費は一泊500ペソと高額。
だから状態が悪くて助かる見込みのない人には家に帰ることを勧めるという。
借金を残して死ぬのか
家で死ぬのか。
有効な治療がないから
苦しみを取る治療がないから
お金がかからない家へ。
フィリピン人はとても明るい。
基本的にとても前向き。
でも心の底はとても繊細で。
貧しさと医療。
切っても切り離せない。
GIFT
病院に行く前にスナックの話になり
私が質問した。
「糖尿病の子供がいてもスナックでいいのかな?」
するとフィリピン人の先生が答えた。
「スナックそのものは食べれなくてもいいの。親が食べてもいいし。
GIFTだから
スナックでもお金でもなんでもいいの。」
モノじゃなくココロをあげている。
そんな想いがそこにはあるような気がした。
ガワカリンガでも病院でも
スナックをあげることは
フィリピンのスペインからの宗教的なところが影響しているのかごくごく自然なこと。
日本人の中には
これってどうなの??笑顔でいいの??
と思う人もいた。
モノではなく見えないココロを大切に。
そんなことが当たり前なのがフィリピン。
この当たり前の中にいると
自然と心が豊かになのです。
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