祖父に学ぶ在り方
私は亡き祖父が大好きです。
小さい頃からおじいちゃん子。
(イチイの樹。この樹の下で昔はよくジンギスカンをしてワイワイしたものです。)
60歳を機に大きな大病を重ねる祖父。
北海道から東京に手術にくることも
多々ありました。
そんな祖父をある時は
タオルを取り替え看病したり
手を繋いでお散歩したり
幼き私は
甲斐甲斐しくお世話ぶっていました。
祖父は15年前に亡くなりましたが
今でも大好きだし私を見守っていると
信じています。
たくさんの賞状がある理由
祖父の家の応接間には
沢山の賞状があります。
今回、友人が訪れ
その賞状に興味を持ったことで
私もマジマジと見ることとなります。
政治家さんとの写真もあり
北海道からも国からも
なんだか表彰されている。
もっとすごい?モノが
会社にはあるらしい。
家に置いてあるモノは
林業への貢献と
それ以外は
ほぼ寄付への感謝状。
祖母に聞きました。
「なんでじーちゃんは寄付ばかりしてたの?」
「知らない。
したかったからでしょ。
お世話になったからだって言ってたよ。
津別のは、グランドピアノだったんだぁ。
津別の工場があるから
そこの住民みたいに感じてたんだね。
津別に公民館が出来た時に
お世話になったからって
寄付したんだぁ。」
じーちゃん素敵!!
カッコイイ!!
私にそんな発想ないや。
続いて聞きます。
「消防車寄贈ってあったけど
なんで消防車なの?」
「あぁ、あれは工場が火災になった時に
お世話になったからだよ。」
えぇ!?!?
火災になったってことは
その分再建にお金かかるじゃん!!
在り方が半端ない!!
「じーちゃん凄すぎる!!」
そう言う私に更に教えてくれました。
「じーちゃんは本当に良い人でね。
留辺蘂の電気が通ってないところに
電気を通してあげたりしてね。
喜ばれたんだよ。」
届かない人へ届けたい
先日登壇させて頂いた
医療ドリームプレゼンテーション。
その中で
なぜ私が途上国に惹かれるのかを
掘り下げた時に出てきた言葉。
「届きづらい人に届けたい」
そして
私の父が還暦の時に
父のヒストリーを聞いた時のこと。
なぜ開業したのか?
父は言いました。
「届かない人に医療を届けたいから」
祖父は母方の祖父ですが
祖父からも父からも
何か受け継いでいるモノはありそうです。
どうしたら成功できるか
貧しい中から立ち上がってきた祖父。
祖母に聞きました。
「じーちゃんみたいに成功するには
どうしたらいいのかな?」
はい。
やり方を聞きました!笑
答えは
「やっぱり人柄じゃないかなぁ。」
スーツが教えてくれた祖父の在り方
祖父のお葬式で
忘れられない思い出があります。
祖母と共にいると
あるスーツ姿の方がやって来ます。
祖母に
「今日はこんな格好で申し訳ありません。
でも自分が辛いときに
しつらえてくれたんです。
だからどうしてもこれを来て参列したくて。」
そう涙ながらに語りました。
祖父は
体格も心も大きな
大木の様な人でした。
大好きなのに
祖父に何かを言われたか?
と思い出そうとしても思い出せません。
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